熱感があれば冷やす
ぎっくり腰
突然起こるぎっくり腰の本当の原因とは?
突然ぎっくり腰になってしまったのは、単に運が悪かったからではありません。
腰は、体重を支えるために普段から負担がかかりやすい部位です。
運動不足や長時間のデスクワークなどで、腰に負担が集中しやすい状態が続くと、誰しもぎっくり腰を起こしてしまうリスクがあります。
ぎっくり腰は身動きが取れなくなるほどの激痛をもたらし、日常生活に不便が生じかねません。
長引かせないようにするためには、正しい対処法を知っておくことが大切です。
また、ぎっくり腰の再発を防ぐために、普段の生活を見つめ直しましょう。
こちらのページでは、ぎっくり腰の原因や症状、対処法・予防法、当院での施術内容についてご紹介しています。
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
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目次
contents
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ぎっくり腰の原因
CAUSE
ぎっくり腰の原因
CAUSE
ぎっくり腰とは、くしゃみやせきなどささいな動作がきっかけになることも多いです。
「安静にしていれば大丈夫」だと思っていても、他のケガや病気が関係しているケースも考えられます。
まずは、なぜぎっくり腰が起こるのかについて確認してみましょう。
身体の間違った使い方
私たちの身体は、絶妙なバランスのうえに成り立っています。
そのため、筋肉や関節を正しく動かせていないと、腰への負担が溜まっていってしまいます。
足を組むくせがあったり、スポーツで間違ったフォームを続けていたりすると、腰への負担が積み重なり、ちょっとした衝撃でぎっくり腰を招く可能性があります。
くしゃみ
実は、くしゃみは瞬発的に大きな力が加わる動作で、体重の何倍もの圧がお腹に加わるといわれています。
お腹は腰に近い位置にあり、くしゃみをすると腰まわりの筋肉も急激に収縮します。
そのため、普段から腰まわりの筋力が弱まっている方は、くしゃみをしただけでぎっくり腰になることがあります。
腰に負荷のかかる動作
重いものを持ち上げる際や腰を曲げる動作は、上半身の重みが腰にのしかかり、腰に強い負荷が加わることがあります。
このような動作がきっかけで、ぎっくり腰を起こす方も少なくありません。
デスクワーク
ぎっくり腰は、デスクワークをこなす働き盛りの世代の方々に多くみられます。
座り仕事のデスクワークは、一見すると楽に思えますが、体重を支えるために立っているときよりも大きな負担がかかっている状態です。
一日8時間近く座りっぱなしの状態で過ごしていると、少しずつ腰に負担が蓄積され、ささいなきっかけでぎっくり腰を起こす可能性があります。
運動不足
ライフスタイルの変化によって、運動不足の方も増えています。
体幹の筋肉が弱っていると、腰への負担が増え、ぎっくり腰に発展する可能性があります。
ぎっくり腰の症状
SYMPTOMS
ぎっくり腰の症状
SYMPTOMS
急性期のおもな症状
腰の炎症や熱感
ぎっくり腰が起きてから数日間は、腰まわりに炎症や熱感が生じます。
これは、傷ついた組織を修復するための反応です。
動けないほどの激痛
ぎっくり腰の初期は、動けないほどの激しい痛みを伴うことが多いです。
当日や翌日は、ベッドから起きあがることさえむずかしくなる方もいます。
慢性期のおもな症状
鈍い痛み
慢性期に入ると、炎症は落ち着いてきます。
しかし、腰まわりに鈍い痛みが残ります。
腰の動かしにくさ
しばらく安静にしていたため、腰まわりの筋肉が硬くなり、腰が動かしにくくなることがあります。
ぎっくり腰の類似症状
ぎっくり腰は、次のような病気・ケガと関係していることもあります。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰痛や下半身のしびれなどを伴う病気です。
腰の背骨で衝撃を緩和する役割を持つ椎間板の外側が割れ、中身が飛び出している状態です。
加齢による影響や、日々の腰への負荷によって、椎間板の変性や断裂が起こると考えられています。
腰部脊柱管狭窄症
脊柱管とは、脊髄という神経が通るトンネルのことです。
腰部脊柱管狭窄症は、腰の脊柱管が狭くなっている状態です。
内部の神経が圧迫されることで、腰や足の痛み、しびれ、排尿障害などが引き起こされます。
腰椎椎間関節症
椎間関節は、背骨の後ろに左右対で存在する小さな関節です。
椎間板の変性や圧迫骨折などで椎間関節に負担がかかると、関節が変形してしまい、痛みが生じるようになります。
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ぎっくり腰の対処法
APPROCH
ぎっくり腰の対処法
APPROCH
ぎっくり腰は安静にするしかないと考えている方も多いかと思います。
しかし、安静のしすぎはかえって回復を遅らせてしまうかもしれません。
こちらで正しい対処法・予防法を確認しておきましょう。
困ったときは自己流で対処しようとせず、当院までご相談ください。
ぎっくり腰を発症した直後は、腰まわりに熱感を覚えることがあります。
じんじんと痛むようであれば、タオルで包んだ保冷剤や氷水入りのビニール袋などを患部に当てましょう。
冷やすと一時的に血管が収縮するため、炎症の広がりを抑えられます。
無理に動かさない
ぎっくり腰になったら、腰の状態が気になり前屈や後屈を試そうとする方もいます。
しかし、腰に炎症が起きている状態で負荷を加えると、さらに症状が悪化する可能性があります。
強い痛みがあるときは、無理に腰をストレッチしないようにしましょう。
夜も痛みで眠れないような痛みがある場合は、横向きになって膝を軽く曲げると、痛みが出にくくなるといわれています。
コルセットを活用する
動かないといけないときはコルセットを装着し、腰への負担を軽減しましょう。
しかし、間違った使い方をしてしまうと、症状が長引いてしまいます。
コルセットを使いたいときは、医療機関や整骨院・接骨院・鍼灸院にご相談ください。
温める
急性期の強い痛みが引いてきた後、筋肉が硬くなって鈍い痛みが続くことがあります。
腰まわりの硬さが気になるときは、38℃〜40℃程度のぬるめの湯船に浸かり、腰をじんわりと温めましょう。
ストレッチを行う
慢性期に入ったら、少しずつ身体を動かし、普段どおりに近い生活を心がけましょう。
とくに、おしりや背中(広背筋)のストレッチを行うと、腰椎を支える筋肉や関節の柔軟性が向上し、腰への負担が軽減しやすくなります。
ただし、痛みが強いときは無理に動かさないようにしましょう。
ぎっくり腰の予防法
PREVENTION
ぎっくり腰の予防法
PREVENTION
ストレッチを行う
ストレッチで筋肉や関節の柔軟性を保つことで、正しい姿勢を維持しやすくなり腰への負担が軽減されます。
腰だけでなく、おしりの大臀筋や中臀筋、背中の広背筋、太もものハムストリングス、股関節などをバランスよくストレッチし、全身で身体を支えられるようになりましょう。
体幹を鍛える
体幹は、正しい姿勢を維持するために必要な筋肉です。
そのため、再発予防のためにも日常的に体幹強化に力をいれましょう。
簡単に取り組める体幹トレーニングをご紹介します。
・ドローイン
腹式呼吸でおなかの筋肉を鍛えるトレーニングです。
1)仰向けになり、膝を軽く曲げてください。
2)肛門を引き締め、背中の筋肉にも力を入れます。
3)左右の骨盤にそれぞれ手を添え、鼻からゆっくり息を吸っておなかを限界まで膨らませます。
4)次は口から息をゆっくり吐き、ぺたんこになるまでおなかを凹ませます。
5)一連の流れを5回繰り返します。
ドローインは1日3セットが目安です。
・スクワット
スクワットは、背中やおなか、太ももなどを鍛えられるトレーニングです。
1)足を肩幅程度に開き、つま先は正面を向けます。
2)腕を胸の前で組み、太ももと床が並行になるところまで、おしりを後ろに引いて椅子に座るようなイメージで膝を曲げます。
3)太ももが床と並行になったら、元の姿勢にゆっくり戻していきます。
4)一連の動作を10回繰り返しましょう。
スクワットは、1日3セットが目安です。
姿勢に気をつける
姿勢が悪いと、腰に負担がかかりやすくなります。
ぎっくり腰を防ぎたい方は、姿勢の改善も意識しましょう。
正しい姿勢は、身体測定時のイメージです。
おなかに力を入れて胸を張り、身体を上に引き上げるような感じで背筋を伸ばしましょう。
ぎっくり腰の施術法
TREATMENT
ぎっくり腰の施術法
TREATMENT
浅草橋エメット鍼灸院・整骨院のぎっくり腰に対するアプローチ
急性期
急性期のぎっくり腰に対しては、患者様の症状やご要望にあわせてハイボルトや鍼で対応します。
・ハイボルト
ハイボルトとは名前の通り、高圧の電流を使用する施術です。
ぎっくり腰は筋肉の緊張が症状を強めていることも多いため、原因となっている筋肉を探し、ハイボルトを行います。
・鍼
髪の毛ほどの細い鍼を打つ施術です。
鍼による刺激はダイレクトに筋肉へと届くため、深部の筋緊張を取り除く際に役立ちます。
・EMS
EMSとは、外部からの電気刺激によって筋肉の収縮運動を促す施術方法です。
痛みが落ち着いても腰まわりの筋力が弱いと、ふたたび症状をぶり返してしまう可能性があります。
そのため、当院ではEMSを活用して体幹を鍛え腰への負担軽減を目指します。
慢性期
・手技
慢性期に入ると炎症が落ち着くため、手技によるアプローチを行います。
ぎっくり腰は、腰だけに問題があるとは限りません。
全身の状態を確認したうえで、原因になっている筋肉の緊張をほぐしていきます。
・姿勢矯正
正しい姿勢を維持できないと、ふたたびぎっくり腰を起こす可能性があります。
当院では、骨格のバランスを確認し、正しい姿勢を取れるように手技やストレッチでサポートする姿勢矯正が可能です。
正しい身体の使い方を学び、ぎっくり腰の再発を防ぎましょう。
・EMS
慢性期に入っても、腰の痛みが不安で運動を再開できない方も少なくありません。
当院では、EMSによって腰への負担を減らしながら、必要な筋肉を鍛えられます。
運動の習慣がない方やご年配の方でも、無理なく筋力アップを目指せる施術です。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
ぎっくり腰は保険が適用されますか?
業務中のぎっくり腰の場合、業務災害に認められると、労災保険が適用できる可能性があります。
ぎっくり腰の予兆はなにかありますか?
ぎっくり腰は予兆なく起こることも多いですが、腰のこわばりや違和感、鈍い痛みなどを事前に感じていた方もいます。
ぎっくり腰はどのくらい仕事を休んだほうがいいですか?
症状にもよりますが、1〜3日程度を目安にしましょう。
腰に不安が残っているようであれば、仕事内容を軽くしてもらうなどして腰への負担軽減に努めましょう。
ぎっくり腰とストレスは関係がありますか?
はい。
ストレスによって腰の血行が悪くなると、ぎっくり腰を発症する可能性が高まるといわれています。
ぎっくり腰で腹痛や発熱を伴うことがありますか?
はい。
ぎっくり腰は、腰痛以外に腹痛や発熱などが同時に起こることもあります。
気になる症状があるようであれば、一度医療機関に相談しましょう。
ぎっくり腰とは、どのような病気ですか?
ぎっくり腰とは、突然激しい腰痛が生じる症状です。
明確なメカニズムは解明されておらず、日常生活で筋肉や靱帯に蓄積されたダメージが関係していると考えられています。
なぜぎっくり腰を繰り返してしまうのでしょうか?
腰まわりの筋肉の硬さや、腰への負担がかかる作業、姿勢の悪さなどが考えられます。
ぎっくり腰に湿布は効果的ですか?
急性期の場合、消炎成分の含まれている湿布が有効だといわれています。
ズキズキするような痛みが強いときは、温湿布ではなく、冷湿布を選びましょう。
ぎっくり腰を予防する方法はありますか?
ストレッチや筋トレ、正しい姿勢の実践などの方法があります。
1か月以上ぎっくり腰の症状が続いている場合はどうしたらいいですか?
放置せず、医療機関や整骨院・接骨院・鍼灸院に相談しましょう。